迷走かあちゃんの日記

2012年に33歳で男女の双子を出産。育てる毎日に追われ迷走中。育児の事、夫の事、仕事の事、世の中の事、お金の事、自分の事etc…尽きる事のない独り言を綴っている日記です。

父の命日

こんにちはーさくです。

うちの父が旅立ってから6年経ちました。

父が生前、

『俺が死んだら、葬式だの法要だの

極力金かけないでくれ。頼む。』

と強く言い残していたので、

兄と相談して本当に最低限にしました。



不器用で、

金遣いが荒い父でした。




でも

本当に子ども好きな

温かい父でした。




見た目からして怖いけど、

怒ったらもっと怖くて、

誰も止められませんでした。




ついこの間、

兄と電話で思い出話をしていて、

父が、

最期にした

とあるサプライズが粋で…。

ちょっと聞いてください。





6年前。






体調を崩しているのに

病院を嫌い

自宅でひとりで逝ってしまった父。





子どもたちも兄弟も、

誰一人、

父に言うことを聞かせられる人なんて

いませんでした。




ただ、

兄だけはそんな父に上手に寄り添ってくれて、

ほぼ毎日、

様子を見に父の家に寄って

おつかいを頼まれたり

簡単な世話を頼まれたりしていました。




父が亡くなっているのを

一番に発見したのも兄です。




兄一家は、父にとって

いつも身近で温かい存在でした。

奥さんの事も娘たちの事も

本当にかわいがっていました。


葬儀のことも、

ほとんど兄夫婦が動いてくれて、


知らせを受けて

当時2歳の双子を連れて

飛行機で飛んで帰ってきた私たち夫婦は

兄夫婦に頼りきりでした。




無事に葬式が終わり、

また飛行機で帰り、

数日後のクリスマスの夜。



兄から連絡がありました。



『親父から…』



『クリスマスケーキが届いた…』



(え?!……)






そう、

父は、

クリスマスまで生きられるか

自分でもわからなかったんでしょうけど、

いつもよくしてくれる兄一家に

買ってあげたくて予約してたんですね。




例年と違うのは、

店頭受取りじゃなくて

配送で手配していたこと。





届けに行けなくても

届くように。




サプライズを仕掛けて旅立つなんて

そうそう出来る事じゃない。

父らしいなと深く思い出に残っています。




甘いものなんて

いかにも似合わない父が、

ケーキだけは好きだったんです。



兄とそんな思い出話をしたので、

今年の命日はわたしも家族で

父を偲んでケーキを食べました。




生前の

明るい笑い声を思い出して




かわいい子どもたちや孫たちに

どんどん食べろと

焼肉バイキングの食べ飲み放題を

ご馳走してくれるときの

嬉しそうな顔を思い出して





わたしが死ぬほど辛い失敗をしたあとに

電話で

『おまえが元気でいてくれたらなんでもいい。』

としきりに無事を確認してくれる

心配そうな声を思い出して





ケーキを食べながら涙が出てしまいました。





命日には、

これからも一緒にケーキを食べよう。



この世でたったひとりの

父からもらった



たくさんの大事な思い出が

蘇るから。





師走で忙しくてバタバタしているけど、

父に大切にしてもらったこと思い出して

落ち着いて行動しよう。



もう2021年もラストスパートですね。

寒さも厳しくなるし疲れも出ます。

くれぐれも身体に気をつけましょうね。




♪最後までお読み下さりありがとうございました♪