8月になると終戦に関する記事やニュースが目に入ってきます。
今でこそ描写が過激すぎるとかで、目にしなくなりましたが、『火垂るの墓』は、戦争を語るうえで私が子供のころは有名な作品でした。
『こんな恐ろしいもの見たくない・見せたくない』という印象が先にくるかもしれない。
でも
『ここまでのひどい事態を引き起こさないように、止められる人間になれるようになるには、どんな考えを学んだ方がいいのか。どんな経験が必要なのか。』は人間としてかなり大切ですよね。
自分の幸せを掴むために頑張るのと同じくらい、
他者への責任感や罪悪感という感覚は正常に機能している必要があって、
たとえ優秀でも何かが極端だとバランスを崩してしまう。
心はとても複雑で繊細。その分頭脳も鍛えた分だけ成長していろんな行動を可能にする。良いことに使うも悪いことに使うもその人次第。それが私たち人間だと思います。
『平和について考えよう』と、日本では年に一回、必ず8月には呼びかけられるけど、その呼びかけも、優しいものだといつしか気にも留めなくなったりするのが残念。見聞きする話がリアルで恐ろしいものであるほど、心から恐れ、考えさせられたりするのでしょうね。
(だからといって、よく分からない主張を、『思い知らせてやるんだ』とか『こうしなきゃわからないのよ!』とか言って、強くぶつけるいじめとかパワハラを平気でやる人をしばしば見ますが、あれは本当にみっともないですね。学んでほしい。)
身近な生活では、いきなり戦争だ原爆だとなるわけもないけど、沢山の人・出来事・選択に触れて、皆、毎日を生きているので、お互いの平和を意識できる仲間の中にいられると良いですよね。
【民主的】
:民主主義の考え方にあっているようす。ひとりひとりの考えを大事にするようす。
引用:学研 新レインボー小学国語辞典
時間割の教科で【学活】が好きな娘は、みんなで目標やイベントのテーマを考えて決めたりすることが好きです。
最近、娘の話を聞いて、
クラスの係のリーダー決めの際に大事にしていた考え方に対して
(平和的というか…しっかりしているなあ…)
と感じて、
ふと、
(こういう考えが”民主的”っていうのかねー)
と思い、子供の辞典を手に取り”民主的”について書き留めました。
娘は、クラスの中で全員が何かしらの係を請け負う中で、ある係のリーダーをしているらしく…ある夜布団で相談されました。
『副リーダーは〇〇ちゃんで良いかなぁ…。』
リーダーとして早く副リーダーを決めないといけないなと考えているらしく、娘の中での推薦が”〇〇ちゃん”らしい。
私:『係のメンバーは全部で何人?』
娘:『5人』
私:『リーダーはどうやって決めた?』
娘:『全員がやりたくてじゃんけんで決めた』
私:『すごいじゃん。勝ったんだ。みんなじゃんけんで負けてもお仕事頑張ってる?』
娘:『うん。私が一番仕事しているかもしれないけど、声をかけたらいつでも誰でも協力してくれるよ。ひとり、あまりやらないっていうか…休み時間に係の仕事をやっちゃうんだけど、休み時間には本を読んだりトイレに行ったり自分の事で忙しいし、係の仕事をしていて次の授業に間に合わないと嫌だなっていう意見の子がいる』
私:『そうか。その子は協力したくないんじゃなくて、休み時間の時間の使い方を自分なりに考えているから、休み時間全部が係の仕事になってしまうと困るっていう部分が見えているんだろうね。』
娘:『うん。無理やりはダメだから、誰も出来ない時もまああるけど、その時は別に仕方ない。』
私:『聞いてると良いチームっぽいじゃん。』
娘:『うん。みんな仲いいよ。』
私:『で、副をやりたがっているのは〇〇ちゃんだけ?』
娘:『いや、△△くんが〇〇ちゃんがいいんじゃない?って言ってくれた。』
私:『△△くん実はみんなのことよく見てくれてるんじゃない?△△くん自身は副やりたいのかな?』
娘:『あ・・・リーダー決めの時はみんなやりたいってわかったけど、そういえば副やりたい人ってちゃんとみんなと話してない』
私:『みんなで集まってみんなの気持ち聞いてみな。やりたいひとが何人かいたら、またじゃんけんでもいいし、話し合いで決まればそれでいいし。』
娘:『うん!わかった!』
横にいる息子:『グゴー…グゴー…(気持ちよさそうないびき)』(笑)
翌日、副リーダーは△△くんに決まって、楽しく係活動をしているようです^^
低学年の今は素直でまっすぐな心がぐんぐん育つといいな。
そして少しずつ自分の責任で失敗したり小さなかべを乗り越える経験を積んでほしいな。
小さなことが積み重なるから大きくなる。
自分を大切に。
家族を大切に。
毎日を大切に。
そして良いご縁を大切に。
毎日小学2年生のミックスツインズの読書感想文と算数の、
自由過ぎる発想に振り回されそうになりながらキレそうになりながら、
平和について考えてみた迷走かあちゃんでした。(笑)
♪お読みくださりありがとうございました♪