迷走かあちゃんの日記

2012年に33歳で男女の双子を出産。育てる毎日に追われ迷走中。育児の事、夫の事、仕事の事、世の中の事、お金の事、自分の事etc…尽きる事のない独り言を綴っている日記です。

許せなかった息子の一言

(なかなか長いので興味を持ってくれた方はお時間のある時に読んで下さいね〜!)(*^^*)


うちの双子はとても仲が良いけれど、よく喧嘩をします。

双子ゆえなのか、競わなくてもいい所で勝ち負け、損得、優劣、、、競ってしまうようです。

おかげで私は今のところ、7年半近く、二人の間で取り合いになっています。

仲直りもお手の物になってくると、相手を傷つけることに鈍感になるのだろうか。エスカレートするんだろうか…。

それは言っちゃ駄目なやつだと思ったら即その場で叱ってきた。伝わればもう引きずらない。



それが先日、
私が一生忘れられなくなりそうなショックな一言を、

息子が娘に言い放った。

こんな出来事の後だ。

https://t19n29s21a21.hatenablog.com/entry/2020/05/26/003358


病み上がりの感覚が本人にあったであろう一日目はとても仲良く加減して過ごしていたのに

二日目にはケガをした息子だけがいつもの勢いに戻り始め、娘が必死に気遣って行動しているように見えた。
双子といっても7才の今の時期は女の子の方が明らかに大人びてくるので、二人の間でも自然と娘が上、息子が下みたいに、息子は甘えている。

この時、何か、思い通りにいかず、
娘に腹が立ったようだ。





『〇〇(娘)の人生8才で終わる』






私は
耳を疑った。

その時家事をしていたが即中断して
二人の間に入った。

『今、なんつった?』






場はシーンとした。

家族四人リビングに全員いたけど、全員、数分沈黙した。

私自身ものすごくショックで、
その一言だけ静かに言って数分誰も何も言えなくなったので、黙ってキッチンへ戻り、昼ごはんを仕上げた。

無言の暗いランチだった。





子供とはいえ、
信じられなかった。




娘は、
自分のこと後回しで一生懸命で、
気がつけば舌の裏に3つも大きな口内炎ができていて、
色々と重なってストレスなんだろうと私は心配だ。


でも、
このご時世を一生懸命生きてる上に最愛の兄の事故も重なったのだから仕方ない。強いストレスも、戦うしかない時には見守り、本人が休みたい時、甘えたい時に、支えてあげよう。この子は大丈夫。

そんな気持ちで
とにかく
気にかけていた。




聞いていた夫も、息子に対して
(それはないよ…)
と困惑。なんでそんなこと言うんだろ…って。


小中学生あたりは、昔から、『死ね』なんてふざけて言ったりします。仲のいい間柄で冗談で言ってる時と、故意に相手を傷つける目的で使う時とで、意味があまりにも大きく変わります。



その日、
私は夕方までほとんど無言だった。


その間に夫が別室で息子と話をしてくれたみたいで、夕方になって息子の方から話しかけてきた。



息子:
『ごめんなさい…』

私:
『ごめん、許せないかもしれない』



息子は放心しているような顔で黙って座っている。



私:
『〇〇(娘)の気持ちを一緒に想像しよう。●●(息子)が血を流して救急車を呼びました。〇〇は●●に死なないでほしくて、必死に血を止めるためのタオルを運んだり、手術中は手を組んで神様にお祈りをしてました。絶対助かって…と泣いていました。命が助かって、手術も成功して、一緒に家に帰って来られて、心から喜んで、みんなで●●の事を一番に考えて大事に生活しました。みんなで、死んじゃうって怖い。悲しい。って、生きてて良かった。ってすごく思いました。〇〇は、●●のためならなんでも我慢して、●●の事を一番に思って優しくしてくれました。』

『ちがう?』


息子:
『そう』


私:
『その、〇〇に、あんたは、8才で人生終わるって言ったの?』と発言した途端に涙がこみ上げてしまって、顔を歪めて泣いてしまいました。。


息子も、声を漏らしながら泣き出しました。




私:
『だめでしょ…』
『ありえないでしょ』
『●●のことが大好きだけど、〇〇の気持ちを思うととてもじゃないけどさっきの一言をすぐになかったことにして楽しく笑う気持ちにはなれない。』


『家族みんなのために頑張って頑張って…』

『私の人生が8才で終わるって言われたこと、みんな気にしないで普通にして、私だけショックで忘れられなくて、悲しい。辛い。』

『〇〇に今そんな思いさせたら、最低だよ。』

『〇〇の気持ちを想像できたから泣いてるの?』



息子:
『うん…〇〇に謝ってくる』


立ち上がり、階段へ向かおうとした息子の足音がすぐに止まった。

リビングの外の廊下に、〇〇と夫は居た。



〇〇:
『いいよ、●●。怒ってないよ。』
娘の優しい声が聞こえた。


言葉でえぐられた心の傷。
消えないけど、
娘の心の傷を手当てしてやりたい。

私はみんなのことを大切に思っているけど、
みんなは私のことなんて大切じゃないのかもしれない。

そんな不安に陥りやすくなっているから。

そんな不安を一番長く、一番温かく、拭ってやれるのは母親かもしれない

いや、今は、かもしれないじゃなくて、
母親しか、いないよね。

今日綴ったこの出来事を、
3年後、いや、10年後に娘がこぼしてくることがあっても、
いつでも気の済むまで聞き役になりたいと思います。


そして、
ぶっちゃけ家族を踏み台にして、色々と失敗してもいいので、息子には心でしっかり大切な事を刻んで大きくなってもらいたい。
信じています。


(*^^*)お読み下さりありがとうございました!