迷走かあちゃんの日記

2012年に33歳で男女の双子を出産。育てる毎日に追われ迷走中。育児の事、夫の事、仕事の事、世の中の事、お金の事、自分の事etc…尽きる事のない独り言を綴っている日記です。

子供は親をよく見ている

あっという間に時が経ち、久しぶりの日記です。

昨日は夫が休みで、子供たちの保育園の送り迎えをしてくれました。わたしはパート。

18時前に帰宅して、玄関のチャイムを鳴らした。
いつもなら中から子供たちが競い合って走って来て「どちら様ですか?」と尋ねてくれる。
しかし昨日は気配を殺して娘だけそ~っとドアの鍵を開けてくれた。外にいるのが誰なのかも尋ねずに危ないじゃないと注意すると、
しきりに
「あのね…ごめんなさい。ママごめんなさい。ご飯がまだ出来てなくて私たちがゲーム教えてっていうから父ちゃん何もできなくてごめんなさい。」
と小さい声でひたすら謝る娘。

ん…?

娘は何にも悪くないんじゃないかい?…

私は即、思った。
夫には悪いけど、

おそらく夫がうまく予定をこなせなくて、保育園から帰宅した時点で遅くなってしまって焦っていたところに、息子がゲームやろうよとダダをこねて、根負けして付き合った結果、ご飯支度を慌てて始めたばかりで、
自分で勝手に焦れば焦るほど機嫌が悪くなっていき、挙句の果てに子供たちに「お前たちのせいだ!」とキレた後なのでは…
と。

基本我が家は夫の仕事の拘束時間、通勤時間が超長いので、家事は一切お願いしない。
それでも好意で子供たちの送り迎え、ご飯支度、子供たちと入浴、は出来る日は自らやってくれる。
いや、どちらかというと、子供たちとの時間が足りないと感じていて、やりたいのだ。

それを見守っていると、極たまにだが、勝手にご機嫌斜めになっていて、「なんでこんなに疲れてる俺がやらなきゃなんねぇんだ。」という態度になっている事がある。そしてそういう態度や気持ちは決して認めないのだが、わたしも子供たちも気を使うのだ。
横柄な性格でもなく、ただ、思うにストレスへの対応が上手くない。
精神的に辛くなってきて(仕事で)不安定になってくると弱いものに当たって解消しようという傾向がある。
意図的にというより、やむを得なくそうなっちゃっている感じ。

帰宅後、リビングで荷物をおろし、場の空気が変だなーと思い、いきさつを子供たちに聞いても、特に子供たちは悪いことはしていない。
イコール…
「何子供に当たってんの?」と責められる予感がしたのか、

「もういいよ」と夫。

(何が?)と思うわたし。

とりあえず一家団欒おいしいご飯を食べた後、
いつもなら夫の休みは子供たちとお風呂だ。
でもおもむろに寝室へ消えていってしまった。

(嫌なことが溜まってきてるのねー…)と精神状態を察した。
いつも通り子供たちとお風呂に入り、
夜はちょっと子供たちに対して可愛そうだなという気持ちで寝た。

一晩明けて今朝。
息子は、みんなより一足先に家を出る父ちゃんを恋しそうに追いかけたり「行ってらっしゃい!お仕事頑張ってね!」と叫んだりする。
我が家の女二人は寝ぼすけだ。

夫が出た後、テレビを見ている息子を撫でながら話しかけると、
「あのね、
父ちゃんが昨日はごめんね。って謝ってくれた。」
と報告してくれた。
「そう!良かったね。」と答えた。

自分が本当は悪くなくても、両親がイライラしたり、家庭の空気が変な感じになることがある。
子供たち、今回に関しては息子は、父ちゃんの気持ちも、母ちゃんの気持ちも、透けて見えていたのではないかと思った。

子供たちが悪くないのにイライラしちゃった父ちゃんが、母ちゃんに何か言われてた。
父ちゃんから謝ってくれたことを聞いたら母ちゃんは安心した。

その一連の事をさっき、仕事中の夫にメールで話した。

「ありがとう。
父ちゃん泣いちゃったよ。」と返信が。

色々と詰まってきて、
イライラしたり落ち込んだりした時、
素直に泣けるきっかけをくれる人はかけがえのない存在です。

涙とともに、夫のストレスが少し流れてくれますように。

そして、
我が家の5歳のふたりが、家族の一員として、とても大きな存在であることに感謝して、
いつもは教えたり助けたり叱ったりが当然だけど、時には謝ることも大切だなと。
夫は、
「大の男が…」とか、くだらない方のプライドは持たずに、素直に向き合えて偉かったなと思いました。
それでこそ慕ってもらえるんだと再認識。

家族には、いいとこだけなんて見せられない。
全部、お互い、見えてしまう。 
あんまり恥ずかしい親では情けないけど。

正論よりも相手の気持ちを考えて寄り添う姿勢というのは、家庭でも、お友達との間でも、たくさん経験していって欲しい。