迷走かあちゃんの日記

2012年に33歳で男女の双子を出産。育てる毎日に追われ迷走中。育児の事、夫の事、仕事の事、世の中の事、お金の事、自分の事etc…尽きる事のない独り言を綴っている日記です。

父ちゃんの休みが急に出勤の時…

料理人である我が家の父ちゃん。
毎日電車で片道1時間半かけて、都内のレストランにお勤めしています。

子供たちとの時間が好きな子煩悩な人だから、同じ「調理系」のお仕事でも、選び方によっては全然違った生活を送ることもできるのですが…

30代の今は、先端をいきたいというか、美味いはもちろん、美しさや新しさ、華やかさ、そういったものがある場所で、基礎から積み上げた自分の腕をふるい、学んでいたいようです。

リゾートホテルなどにいた頃に比べると、都内は土日に休みがもらえることもあり、そこは、「土日年末年始GWは休むのはありえない」という職場よりも、子供たちとの予定は組めます。

もともと夫婦共に、「シフト制」の長時間労働が多い環境で働く経験が長く、残業が何時までになるかなーどころか…前日片付けから翌日のスタンバイまでが間に合わないかもしれないほどに追われる状況を数日繰り返す…という事態に見舞われることもあります。一晩に何百人という利用がある飲食店では、繁忙期にありがち。

そんなこんなで、
仕事のある日には仕事終わりの予定は積極的には組めないし、
人不足の時にはいつ休みが潰れるかわからないので、「予約」(美容室、映画、ホテルなど)というのも消極的になります。。。

そんな中…
昨日TVでドラえもんの映画「宝島」(たしか去年公開のですよね)を観た子供たちは、もうお話がわかる年頃になり、感動。。。
そしてその放送は、今回公開の映画「月面探査機」の公開記念!ですよね。。。
ということは…

「映画館に行ってみたい♪」

この時が来たか…!

もうそんな年頃になったんだね…(*^^*)

子供たちからの要望に応えたくて、
明日の日曜日、父ちゃんが休みだから丁度いいね!と、予約してカード決済で支払いも済ませました。

大きなスクリーンを前に4人仲良く並んで座り、大きなポップコーンを一緒に食べるんだ。
楽しみだなー…♪
4人とも思っていました。
夕方までは。

夕方、父ちゃんから一本の電話が。

「明日…〇〇(部下)が怪我で休むから、代わりに出ないといけない…」

ショック…

ものすごく暗く静かな空気が電話越しにお互い流れて、電話を切った。

いやー…

こういう時、

辛いわね…父ちゃん…。

子供たちの人生初映画館。自分が連れて行ってやりたかったんです。

子供たちもすごく楽しみにしていた。

しかも、予約した座席は「如何なる場合も払い戻し不可」ということに同意して購入。
全員キャンセルしてまた今度というほど太っ腹はできません。
4人で¥5,600ですから。

残念だけど、¥1,800は捨てて、
母ちゃんと双子だけで観に行ってきます。

さっき寝る前に、
息子が半べそになっていたから、
話をした。

「ほんとに、残念。かなしい。」
「父ちゃんと行きたかった!って泣きたいね。」
「でもそれ、父ちゃんにやらないで。」
「一番辛いの父ちゃんだから。」
「本当は休みのはずで、本当は一緒に映画館行きたかったのに、急にお仕事来られなくなった人の代わりにお仕事しなくちゃいけなくなった。」
「辛いけど頑張る父ちゃんは偉いんだよ。」
「だから、何か言うならせめて、また今度一緒に行きたい!ぐらいにしてほしいな。と、母ちゃんは思う。」

すると、
父ちゃんの前だとどうしようもない甘ったれで泣き虫の息子が、少し男らしい目で頷いてました。

いつも僕の気持ちをありのままぶつけられる父ちゃん。
怒られるけど甘えてしまう、大好きな父ちゃん。

今はその大好きな父ちゃんと、少しでも一緒にいたくてお話したくて、一緒にいると自分のものにしたくて…など、
年相応に父親の愛情を感じて育ってきた…いや、年相応以上に甘えすぎだろ…というぐらいです。(笑)

素直は素直でそこは一生大事にしてもいいんだけど、

悲しくて泣いて責めて、

そしたら相手も悲しくて傷ついて泣いて(とか怒って)、

それを見て相手の気持ちに気がついて謝って、

そこでまたひとつ仲が深まる。

それなら上手なやりとりだけど…

友達とは是非とも自力でそんな感じで頑張って絆を育てることを学んでほしい。

だが、
なんだか、年々…

「仲直りする自信ないからケンカしないように気をつける」の方が常識っぽくなってるのかなー

ケンカと仲直りの経験はとても大切だと私は思いますがね。


にも関わらず…
父ちゃんにダイレクトにぶつけるのを、勝手に裏から阻止してしまった。
父ちゃんが結構マイるだろうなと思ってかばってしまった。
余計なことしちゃったかなー。

まぁ、
なるようになるからいいか。