わが家のミックスツインズの男子の方は、男子らしいヤンチャさにかけるというか、ビビりな一面・・・いや、二面ぐらい、があります。
学校のクラスのお友達の中には、木登り・虫取りなど朝飯前の活発な男子は何人もいて、とにかく元気の塊。(笑)
そんな元気の塊のお友達と近所の公園で会えた日の事です。
虫かごにはカブトムシ2匹とクワガタ2匹を捕獲し、新たな獲物を狙う彼の姿を、うちの息子は目で追っていました。
すると彼が大きな声で
『セミの幼虫捕まえた!』
と言い、こちらに走ってきました。
私たち親子は、本物を初めて見たのですが、昔息子が大好きだった絵本の中に出てきたセミの幼虫のイラストが素晴らしかったので違和感なくピッタリ一致しました。
図鑑ではなく、絵本のイラストだけど、とてもリアルで、それでいてカワイイ^^(絵本のイラストって素敵だなぁ。。。)
しばらくすると彼はセミの幼虫を木の幹に戻し、虫かごに捕獲してあるカブトムシで遊び始めました。
最初はクワガタとバトルさせて盛り上がり、それからクワガタはかごに戻してカブトムシのオスを掴んで『飛ばそう!』と言い高く放り投げました。
カブトムシは公園の硬い土の上に落下。
音からして(え・・・死んじゃうんじゃぁ・・・かわいそう)と思いました。
自分の子供なら一言口を出すんですが、いろんな意味で、口出しせずに見ていました。
何回目かで良いタイミングで飛んで、彼は嬉しそう。
多分飛ぶ手伝いをしていた?
・・・しかし高く飛んで木の枝先の葉が生い茂っているところへ止まったカブトムシ。
それで平和に終わるのだと思ったら違いました。
なんと彼は木に登り、枝をちからいっぱい揺らし、それでもカブトムシが落ちないと分かると、木から降り、今度は林にあった大きな枝を刀のように振り回しました。
ヒュン!ヒュン!という音に殺気さえ感じる(こわい!!)
どんくさい息子は危うくその可動範囲内をよそ見してうろつき、斬られるところでした(汗)
何人か交代で、夫がカブトムシ捕獲に成功。
捕れたのは嬉しい。
嬉しいが、そのあとは言うまでもなく、また元気な男子たちの餌食になってしまう。
弱っていくカブトムシを何度も空高く投げてはキャッチし損ねて落下。息絶えるまで止められない男子の好奇心。もう一度飛ぶのが見たい。
一番先に耐えられなくなったのは娘でした。
自分の兄とお友達に向かって
『死んじゃうよ!かわいそうだよ!やめなよ!』
と強めに言ったけど相手にされず、耐えがたいのでその場を離れました。
私から見て息子も娘も年相応の健全な男子と女子に見えました。
残酷にも見える男子の遊び方。
女の私にはイマイチ分からないこともあろうと男の子の育児書や人の話などで覚えている部分でも、『思いのままに生き物と遊ばせることはただ残酷なだけではなくて、大切な感覚を養うものなんだ』とインプットしていたので、息子は、私や妹といてもやらない遊びを、今、男友達と楽しんでいるんだと思いました。
こどもって、昔からアリとかダンゴムシとか、いっぱい殺してしまうのは何故なんでしょうね。。。
とりあえず男子は放っておいて、女子同士、娘と私は
『あれはひどいけど・・・男子が虫と遊びだしたら止まらないよね。。。なんか、見てて悲しくなるねぇ。』
などと愚痴り、気分を変えてふたりで緑の下で一休みしてきました。
目の前の膨大な『やること』と、日々揺れ動く『自分の気持ち』がどうしても人間、頭の真ん中を支配してしまう気がします。
そんな中で、愛する家族に与えることのできる自分になりたいけど、それが時にうまくいかなかったり、方向性がわからないことに出くわしたりする。
だから、良質な本に出会ったら、気の合う育児書に出会ったら、頼りになります^^
虫の命に対して全然感じ方の違う男女の双子。ともに成長してきただけに、考えの違いに本人同士が面食らうこともあるようです。
お互いに母親の私に理解を求める傾向にあり、なぜか夫も私の意見を頼りにします。(いや、そこは2本柱で頼むよぉ!!笑)
とりつくろっても薄っぺらいので、本当に無知な部分は、最初は間違った見方を教えてしまうこともあるかもしれないけど、そこは、生涯学習して間違いに気が付いた時点で修正できることだと思うし、『わからないから、わかったら教えて』と、こどもにお願いするのも良いかなと思っています。
ミックスツインズあるあるは続くよどこまでも。
いつも出来る限り一緒に考えたいと思います。
♪お読みくださりありがとうございました♪