ご近所さんは選べません - 迷走かあちゃんの日記

つくづく、
人と人はその時のご縁なのだと感じる時があります。

自分にとって合う人・合わない人。

以前から隣人をいつでも警戒して暮らしているのですが…

https://t19n29s21a21.hatenablog.com/entry/2019/12/19/094119

最近連日綴っている息子の事故、
息子が突っ込んだのはこの隣人の敷地（道路沿い）に並ぶ鉢植えだったんです。（苦笑）

派手に割ってしまいました。
事故当時は隣人は気づいていなかったか不在だったか、とにかく病院から帰宅した時もそのままになっているのを横目に私は息子の付き添いを続け、しばらく経ってから、少し夫に交代してもらい、隣人宅へ謝罪に伺いました。

そのお宅の主は、毎日家の中で叫び散らしていて、一歩外へ出て他人に会うと、自分から『僕はみんなから好かれているんだよ。みんな僕のことが好き。』と語る、おかしなおじいさん。
我が家からは完全に避けられていることは本人もわかっています。

でも仕方ない。
嫌だけど、うちがあちらの物を壊したので、名乗り出て謝るのがまず筋。
そして、たぶん足しにしかならない金額だけど弁償金も出すつもりで包んで持参した。

チャイムを鳴らすと奥でまたおじいさんは叫んでいる。
『早く行けよっ！！このヤロウ！！』
とおばあさんにキレていた。

早くとキレられても８０代のおばあさんです。数十秒かかります。かわいそうに。恥ずかしいだろうに丸聞こえです。

対応してくれたおばあさん、以前から、口数少なく、人の目を見ないで人目を避けるように振る舞うので、人が苦手なのかなー？…という印象。
用件だけきちんとお伝えしてさっさと失礼しようと思い、一応、お金の受け取りは一度は遠慮していたものの、こちらが『子供たちにも、人様の物を壊してもごめんなさいでなんでも済むと覚えて欲しくないんです…』と話すと、受け取ってくれた。

ちょうど庭先で作業をしていたお向かいのKじいじが心配して声をかけてくれたので、ひとまず大丈夫だと伝えて、早く息子のそばに戻ろうと思ったら…

隣のおばあさんがもう一度家から出てきて、さっき渡した封筒を持って、私の前を素通りして我が家のチャイムを鳴らそうとしたので急いで呼び止めてチャイムを鳴らさないように頼んだ。

今、家の中には、まだショック状態の家族と重症の息子がいる。

そこへ…

おじいさんがおばあさんを追いかけて来て、ズカズカと我が家の敷地へ入り、我が家の玄関の前でおばあさんを怒鳴り始めたので…

わたし、
キレました。

Kじいじもびっくりです。
以前から隣人に関しては相談に乗ってくれているので関係は知っているけど、何にびっくりって、わたしのキレっぷり。
もちろん隣人もびっくりです。
自分でもスカッとジャパンかと思いました。

おじいさんはおばあさんに対して、
周りに聞かせるように大声でこう言いました。
『オマエが俺を閉じ込めて玄関へ行かせないようにするからこういうことになるんだ！！』
『金なんか受け取りやがって俺の顔が潰れるじゃねーか！！』

意味わかんない

それよりもなによりも

迷惑だ

今、いや、今じゃなくても、うちの敷地でやることじゃないでしょ

そう思った瞬間
（WARNING!の表示と警告音）←スカッとジャパン出演時の佐藤仁美さんの姿とかぶる
😠

『いい加減にしなさいよっ！！』
『アンタね！おばあさんいじめてんじゃないよ！！何他人の敷地で騒いでるの？だいたい毎日朝晩関係なく家族に叫び散らして、それ全部我が家に響いて迷惑なのよっ！！周りに全部聞こえてんだっつーの！！頼むから今日明日は我慢できない？困るの！息子が脳震盪で寝てるの。頼むからおとなしくしてよ！！』

息…吸ったっけ…というぐらい一度に言いました。

おじいさんも何も言い返す言葉も出ず、
『ああっ？！』と反発の態度で声は出たものの、
その『ああっ？！』を超える怒りの形相で私が無言で迫ったので、黙って退散していきました。続いておばあさんも退散していきました。

なんなの？

私、謝りに行ったんだけどな。

なにこれ。

以前から困ると思って付き合いを断っている人が近所にもう1軒、野菜を強引に渡してくるおばあさんがいる。この人は野次馬に駆けつけて、救急車の進路を妨害し救急隊員から注意を受けていた。

つくづく信じられない人たちだなと呆れて嫌な気分だった。

この2軒から何か嫌な思いをさせられる度に今の家がちょっと嫌になる。

けど、世の中私が中心ではない。向こうも嫌だろうし、お互いに嫌でも、お互いを変えることはできない。

だから、
事が過ぎれば、もう適当に受け流している。
毎日忙しくて、過ぎた嫌な事を気にしている暇もない。

しかし

嫌な人ばかりじゃない。

合わない人ばかりじゃない。

斜め向かいに二世帯で暮らすお宅があって、去年度までうちの子たちと同じ小学校だった息子さんがいる。成績優秀で有名私立中学に入学。スポーツマンで、うちの子たちの憧れの的である。一家揃って皆さん本当に優しい人たち。おじいちゃんとおばあちゃんも若々しくてシャンとして素敵です。

おじいちゃんが
『救急車が来た時に気づいたけど、大変な時に出ていったら悪いし、でもすごく心配だった。』
と声をかけてくれて、その翌日だったかな、今度はおばあちゃんがお見舞いに果物を届けて下さった。玄関で対応した夫に一生懸命
『奥さんに絶対お返しはしちゃ駄目！ってお伝え下さいね！じゃないとしづらくなっちゃうから。カワイイ（双子が）から、近所のよしみで気軽にやることだから、くれぐれも気を使わないで！』
と言っているのが、息子に添い寝している私にも全部聞こえた(^^)

ありがたいねぇ。。。なんて言いながら家族で美味しいイチゴとオレンジをいただいた。

するとまた数日後、今度は奥さんが沢山本を抱えて来た。

『大丈夫？？（ケガのこと聞いたから）運動できなくて退屈でしょ？(^^)良かったらこんなの読むかなぁと思って』
と、息子さんが小さい頃よく読んだ本を貸してくれた。8冊かな。宇宙のふしぎとか、かいけつゾロリとか、感想文を書く時の参考にした本とか…。

嬉しい。思いやりを感じる。ありがたい。温かい。

なんだか、
周りに変な人が多いなと思って、そういう人とぶつかって、私が嫌なやつなのかなって悲しい気分になったりしたので、

好きな人達から優しくされると、
頑張って突っ張ってた気持ちが緩んで楽になる。

万人から好かれれば、それは、
誰の前に出ても居心地が良いでしょうけど、
大切ではないものに振り回されて大変な気がします。自分軸を持ちながらも上手に周りと調和することって時には難しく感じる。

私は、
我が家の平和が変な人間に侵されない為には、変な人間からナメられないように、調子に乗ってつけこまれないように、程良い『圧』をかける。

なぜそんな事をするのか。

それは、気に食わない相手が憎いからとかではない。

子供たちを守るため。

『NO』なら自分の責任で堂々と『NO』。