迷走かあちゃんの日記

2012年に33歳で男女の双子を出産。育てる毎日に追われ迷走中。育児の事、夫の事、仕事の事、世の中の事、お金の事、自分の事etc…尽きる事のない独り言を綴っている日記です。

お友達の盗みグセ。

今夜寝たら明日、学校の個人面談でわずかな時間ではあるが担任の先生とマンツーマンでお話ができる。

日頃の様子をひと通り聞かせてもらったら、一つだけ、一番の心配事を相談したい。
どうしようかな。。。

しばし考え、
私はおもむろにgoogle
「低学年 盗みグセ」を検索し、
悩む人々、意見を寄せる人々の言葉を読み漁った。

娘のクラスに一人強烈に盗む女の子がいて、
これまでいくつか娘もやられたが、あえて私は出ていかない。
問題ではあるのだが。。。
その子ともその子の両親とも軽く面識はあるのだが。。。

問題にすることが怖いなどではなく、
なんというか、
どうしてもひっかかるのだ。

その女の子は何か抱えてSOS出しているのか?

…と。


ひっかかっていても行動はちょっと待ったと思うのだ。
結果、被害に遭ったのにダンマリ。。である。

娘には

「返して」とだけハッキリ言いな。勇気いるけど、盗るのは悪い事だから。納得いかないまま仲良くできないでしょ。★★ちゃんのすべてを否定(ダメだと思うこと)する必要はない。でも嫌なこと、やってはいけないことされて黙ってるのは変。向こうからのごめんなさいがあってこそ、また気持ちよく仲良くできるんじゃない?言うべきこと言っただけで〇〇(娘)がひどい目に遭うようなことあったら絶対あたしが助けてやる。
でも…
いちいち話を大きくして、いちいちママが出てきたら…
恥ずかしいしょ…?
困るしょ…?(笑)

だから少しずつ色んな新しいできごとが増えて、困る時も沢山あるけど、自分で考えて行動して、うまくいったり失敗したり、自分の力を育てるんだよ。
★★ちゃんのことが本当に嫌かって聞かれたらそうじゃないんでしょ?
盗んだり、他にも、色々困るのは話聞いててわかるけど、でもそれより、好きなんでしょ?



そんな話をした。

結果、娘は果敢に返してもらおうと数回に渡りしつこく頑張ったがその都度
「今は無理!」
「返せないって言ってんじゃん!!!」
などとキレられ諦めた。

報告を受けて私は

「よーくわかった。」
とだけ言った。

その子の親に事実を話す事も考えたが…

入学当初、急激に娘同士が仲良くなったおかげで、予定を合わせて公園で遊んだ日があったが、たしかこんな話をしていた。

「うちの近所に娘の悪口をSNSで書きまくった人がいて!超やだったので学区外申請して、そこんちの子と離れる為にここに入学しました!」

年子3人のご家庭で、その盗みグセの女の子は一番上。下に続けて男の子ふたり。
私にボソッと
「いーっつも弟たちうるさいし手伝わなきゃならないこといっぱいだし家にいても疲れる!」と愚痴っていた女の子。

パパもママも精一杯お仕事に出て土日はどちらかだけは休みで子供たちと居られるようにして、たまぁに一家揃って団らんしたり旅行したり、若めの夫婦で見た目はヤンチャでも、挨拶も笑顔でハッキリしていて頑張っている印象だ。

勘で、
母親との信頼関係に原因あるのかな
とは思っているが安易に首を突っ込めない。

批判は簡単だが
本人に対して口を出すならその時は友達として悩みに一緒に付き合う覚悟を持った時かなと今は考えている。



こちらから言わなくてももしかすると、色々細やかに見えている先生なので逆に聞かれるかもしれない。

しかしこちらからは言わないかもしれない。
んー………悩む。

生徒指導にも育児にもベテランの先生。
相談したからと言って変に大事になるとは思わないし、その子の家庭の今後のために何か動いてくれるかもしれないし、動きはしないけど多く情報をわかった上で慎重にサポートするかもしれないし。

なんでこんな
グチャグチャ悩んでしまうかな。

窃盗なので迷わず親に伝える。
そこからな気もするが。

どうなんだ、私も。
自分なりに落ち着いて考えて行動してきたつもりだ。夫にも都度相談するが、「マジか。。」と、小学一年生の窃盗にただただ引く。そして我が子を心配する。

私には兄がいて、兄には家庭があり二人の娘がいるが、兄なら俄然、即、親のところに殴りこみ!…まではいかないが…ハッキリさせる。

だからか、
自分の判断が鈍い、または誤ってるかもしれない、とも考える。

心的な要因があって盗みとか嘘とかで悩む親子は少なくないのか、すぐに体験談を読む事は出来たが、だからといって体験したわけじゃない。


娘のその件に頭の中を支配されそうだがおっといけない。息子も明日個人面談だ。ふと、

「△△(息子)のクラスには盗む子いないよね?」と聞いてみただけなのに、

「あ。母ちゃん聞いて。俺、父ちゃんに買ってもらった大事なお守り、ランドセルにつけてたけど、気付いたら■■ちゃんのランドセルについてるの!」

って、オイーーーー!!
やられとるんかい。

「■■ちゃんね、✕✕君の物を結構盗るんだよね〜!」

って、なんかチャラい感じで言うのだ。

(ため息。。。)

そうか、それが現実か。

息子に、
「返して」って言えそうかい?って聞くと、「うん、言ってみる!…あー…言えっかな〜」とニヤニヤしてる。

「大事なもの盗られたら困るんだからこれからは盗まれないように励むぞ!」

防犯だ。防犯!!

さっき登場させた私の兄の名言で、

「人生はゲームだと思え。」
「トラブルなんて当たり前。こうきたらこう行くか。うわーそう来たか。んじゃーあの手で!駄目かぁ…どう行こっかなー、コレは?お。行けるじゃーん!みたいな?」

過去に私が深く落ち込んだ頃にかけてくれた言葉で、そういう思考で行動できる為にも日頃から物事の善悪の判断はつけるよう言われていた。

盗まないで!
返して!
と言っても駄目ならひとまず防犯の工夫はしてみるが解決はしない。
我が子がつきあいを望んで続けるなら、私も密かに心構えして取り組んでいかないと支えていってやれないことだろう思う。

私の人生じゃない。
子供たちそれぞれの人生だ。
友達も自分で決めて可能な範囲で考えて付き合えばいい。

母から、愛情と、可能な限りの自由を、私はもらって育った。
失敗を繰り返しても変わらず信じてくれている気持ちだけは伝えてくれた。
それがどれだけ忍耐が必要なことか今なら少しわかる。
だし、
心から子供たちを好きだと、育児を好きだと、思えていたから出来たことらしい。
さほど苦に思ったこともないらしいが、
子供の心を折るような事がないように振る舞っていたのは違いない。

被害者である我が双子は盗むにちなんで本棚から「どろぼうがっこう」を選び、笑いながら読んでいた。
「遠足で金持ちの家にどろぼうに入ろうとして、間違えてみんなして刑務所に入っちゃう!バカじゃーん!!あっはっは!」

お前たち、平和だね。(^^)

♪お読み下さりありがとうございました♪