迷走かあちゃんの日記

2012年に33歳で男女の双子を出産。育てる毎日に追われ迷走中。育児の事、夫の事、仕事の事、世の中の事、お金の事、自分の事etc…尽きる事のない独り言を綴っている日記です。

反省の態度

それは初めてみる様子でした。

我が家では毎日のようにお片付けのことで息子が母ちゃんに叱られている。
もう、のれんに腕押しってこういうのだなと思うくらいに、どんなに注意しても、何回言っても、すごく怒っても、こちらからすれば「まったく直らないというか、そもそもこちらの注意を真剣に聞いちゃいないのだな…」という印象だった。
叱り方がキツければ泣く。
一度泣くと悲しい気持ちが楽になるまでしばらく愚図る。

そんな具合でいつも、お片付けに関してのしつけは、自分の都合もあって急務な気がしているけどそうそううまくはいかないか。なんて思って過ごしてきた。

「オモチャの部屋」でのびのび遊びながらも、
次の遊びを始める前に、終わった物を片付けてから次のを出すように指導し続けてきたが、今日も言ったそばから次々出しまくるもんで、母ちゃんは頭にきて「ちょっとあんた」と威嚇…
そして、あ、いけないなという反応をしたにも関わらずとぼけた顔してさらに散らかしたのでペーンと一発ほっぺをビンタ…

「あんたね、できないとか、うっかりなんてもんじゃなくて、もともと母ちゃんが注意してること真剣に聞いてないんだべさ!何回言っても無駄だろさ!もう知らん、勝手にやってくれ。ご飯までに散らかしたもん全部片付くの?!」

さっきまであんなに楽しく公園で遊んで汗かいて、帰宅して一緒に美味しいおやつ食べて、平和だったのになぁ。怒っちゃった。

とりあえず夕飯のサンマを焼こうと台所へ下りて、子供たちと離れた。 
娘はこんな時、連帯責任で陰ながら一生懸命息子をサポートする。優しい。

二階のオモチャ部屋も、一階のリビングのお勉強の棚も、ぐちゃぐちゃ。
母ちゃんがやれば早いしきちんと整理整頓される。
でも、下手でも遅くても自分でやることが大事。

でも…
だいたいいつも、散らかした量が大量すぎて途中で疲れてしまって片付けの途中でまた遊んだり、辞めてゴロゴロ寝そべったり、やりきらない。その上、不機嫌になりそうなのはこっちなのに、自分で散らかしたものたちに疲れて勝手に不機嫌になって愚図る。あげく兄妹ゲンカ。 
甘やかすと「責任」を覚えないのだと思う。
自分で作ったそのぐちゃぐちゃな状況を「誰かなんとかしてくれよ」と平気で思うようになられちゃ困る。

大好きなちびまる子ちゃんが始まった。
意地悪な気持ちはないけど、娘には申し訳ないのでテレビ見ていいよと言い、息子の様子に目をやった。夕飯を盛り付けながら…

あれ…?
娘にズルいぞと絡むこともなく、
母ちゃんにグズグズメソメソすることもなく、
いつになく真剣に片付けに集中していた…。
テレビも気にしていない。
膨大な紙と格闘している。
ゴミなのか作品なのか製作途中なのか。
取っておきたいけど作品箱がパンパンになって、要る要らないを分別してゴミ箱へ入れる作業もずいぶん早い。
初めて、息子が自分の意思で
「こんなぐちゃぐちゃなままにしていたら本当に駄目だな…」と反省して行動しているように見えた。

夕飯が出来た。  

片付けはまだ半端だったけど、
片付けについて叱られてしまったことへの理解は今日は半端じゃなかったように思えた。
しっかり受け止めて頑張ったのだと。

だから、手伝ってあげて大丈夫だと思った。

「ちゃんとわかって一生懸命お片付けしたね。続きはあとで母ちゃんがやるからいいよ。今度から自分でお片付けできなくなるほど散らかさないように気をつけてね」

怒られて怖いから仕方なく

じゃなくて、

ちゃんとやっている姿。

カッコよく見えました。

いいぞ。頑張れ。息子。

そして娘、いつもありがとう。